内容説明
本書では、平易に確率的な扱いに慣れ、物理的な意味を考えることができるように配慮している。コンピューターシミュレーションの重要性が増してきているので、最終章でシミュレーションを扱った。
目次
1 ミクロとマクロをつなぐ統計
2 統計力学の原理
3 統計力学の方法
4 統計力学の応用
5 ボース統計とフェルミ統計
6 理想量子気体の性質
7 相転移の統計力学
8 シミュレーションと統計力学
著者等紹介
岡部豊[オカベユタカ]
1950年埼玉県出身。東京大学教養学部基礎科学科卒、同大学院理学系研究科相関理化学専門課程博士課程単位取得退学。日本学術振興会奨励研究員、東北大学理学部助手、助教授を経て、現在、東京都立大学理学部教授(組織改組により同大学院理学研究科教授)。理学博士。共著に「Windowsユーザーのためのシュミレーション統計物理」がある