マルクス「資本論」の哲学―物象化論と疎外論の問題構制

著者:長島 功【著】
出版社:社会評論社

商品説明

内容説明

『パリ手稿』『経済学・哲学草稿』『ドイツ・イデオロギー』『経済学批判要綱』『資本論』などマルクスの主要著作における、物象化論と疎外論の理論的内容の変遷過程と両理論の区別と関連を解明し、この問題に関する諸説を批判的に検証する。こうしたマルクスの物象化論と疎外論を現代的に再構成する理論的作業は、資本の金融化と労働者の貧困化の拡大をもたらした現代資本主義批判のための原理的理論の構築であり、マルクス理論の今日的再生をめざす試みといえよう。



目次

第1章 『パリ手稿』の物象化論的見方と疎外論
第2章 『ドイツ・イデオロギー』と物象化論・疎外論
第3章 『経済学批判要綱』の物象化論と疎外論
第4章 『経済学批判。原初稿』と『経済学批判』の物象化論と疎外論
第5章 「1861〜63年草稿」の物象化論と疎外論
第6章 『資本論』の物象化論と疎外論
第7章 マルクスの物象化論と疎外論の理論的内容と諸説の検討
第8章 マルクスの物象化論と疎外論の区別と関連と諸説の検討



著者等紹介

長島功[ナガシマイサオ]
哲学研究者、社会主義研究家、翻訳家。バイオハザード予防市民センター事務局長。東京唯物論研究会会員。1950年生まれ。1983年広島大学大学院地域研究研究科修了。国際学修士。公私にわたり故芝田進午に師事。専攻:哲学、経済学、環境社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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