目次
第1部 総論(海外現地生産における「深層現調化」の課題と巨大「日系系列」の形成;グローバル生産ネットワークのリデザインとインテグレーション―生産・調達・開発のリンケージとしてのロジスティクス戦略の再考)
第2部 日系自動車メーカーのグローバル生産展開とサプライヤーシステム管理(トヨタのグローバルサプライチェーンマネジメント;スズキ45%のインド市場の急成長とトヨタの適応―イノベータのジレンマに陥るも進む能力構築とジレンマ克服の展望;サプライヤーとの協力体制の刷新―AAT:A‐ABC活動を中心にして;タイ洪水危機にみるサプライヤーシステムの再現性―ホンダのケース;アジア最後のフロンティア、ミャンマーの自動車・部品産業とその特徴)
第3部 サプライヤーのグローバル経営とサプライヤーシステムの変貌(新しいリージョン・産業集積地における複合リンケージSCM戦略―メキシコ自動車産業と日系サプライヤーの事例から読み解く;日系Tier1の少ない南米自動車市場の急成長と非日系調達への適応―欧米系、現地系からでも日系並みを実現するトヨタの部品調達;アジアにおける日系中小サプライヤー間の連携可能性―タイ進出企業を事例に;中小部品サプライヤーの海外進出支援プラットフォーム―T通商テクノパーク(インドネシア)のケース
生産組織の日本的特徴とその移転可能性
深層現調化に見る「ヒトとサプライヤーの育成」)
著者等紹介
清〓一郎[セイショウイチロウ]
1946年生まれ。関東学院大学経済学部教授。横浜国立大学経済学部経済学科卒業。(財)機械振興協会経済研究所研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)