内容説明
オペラの「知りたい!」がこの一冊できちんとわかる。国別のオペラの特徴、表現豊かな歌声の魅力、迫力あるオーケストラの構成・配置。観劇するときの見どころをくまなく解説。『セビリアの理髪師』、『アイーダ』、『蝶々夫人』など…日常の恋物語から、劇的な結末を迎える悲恋まで、人間ドラマの名作を厳選して紹介。
目次
第1章 オペラの歴史(オペラとは何か?;オペラは歌劇 ほか)
第2章 オペラの構成(オペラ歌手;オペラ歌手のレパートリー ほか)
第3章 オペラの鑑賞(オペラの楽しみとは?;オペラの有名な役柄 ほか)
第4章 オペラの作品(日本で一番人気のあるオペラ“魔笛”;日本で一番人気のあるオペレッタ“こうもり” ほか)
ビギナーにオススメの名作オペラ10選(ヴェルディ“椿姫”;ロッシーニ“セビリアの理髪師” ほか)
著者等紹介
岸純信[キシスミノブ]
オペラ研究家。1963年生まれ。「音楽の友」「レコード芸術」「ぶらあぼ」「音楽現代」「モーストリー・クラシック」「オンステージ新聞」や、新国立劇場、藤原歌劇団、東京二期会、日本オペラ協会、東京芸術劇場、兵庫県立芸術文化センター、びわ湖ホール、日生劇場、NBS(日本舞台芸術振興会)など各団体主催の公演プログラムに寄稿多数。ワーナー・クラシックス、KingインターナショナルなどのCD&DVDの解説多数。NHK Eテレ「らららクラシック」、NHK‐FM「オペラファンタスティカ」等出演を重ねる。著書「オペラは手ごわい」(春秋社)、「簡略オペラ史」(八千代出版)、訳書「マリア・カラスという生きかた」(音楽之友社)など。新国立劇場オペラ専門委員。大阪大学非常勤講師(オペラ史)。静岡国際オペラコンクール企画運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
★ オペラの「知りたい! 」が
この一冊できちんとわかる!
★ 国別のオペラの特徴、
表現豊かな歌声の魅力、
迫力あるオーケストラの構成・配置。
★ 観劇するときの見どころを
くまなく解説。
★ 『セビリアの理髪師』、
『アイーダ』、『蝶々夫人』など…
日常の恋物語から、
劇的な結末を迎える悲恋まで、
人間ドラマの名作を厳選して紹介。
◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆
「オペラって何?」と聞かれると、
最もシンプルな答えは
「歌いながら芝居する舞台」になります。
演劇ならセリフが飛び交いますが、
オペラは基本的に歌声でやりとりし、
オーケストラが伴奏します。
オペラのステージでは基本的に
「生の声」と「生のオーケストラ」
でドラマを作ります。
バレエの場面があるオペラでは、
ダンサーが特別出演して華を添えます。
つまりは、「なんでも人力でこなしてしまおう」
という420年前のやり方が、
現代のオペラ公演でも
基本的な考え方になっているのです。
オペラの主役歌手は、
1回舞台に立つと2キロは痩せるといいます。
時代ものの物語が多く、
重い衣裳を着たまま、
平均2~3時間のステージで一所懸命に歌うと、
そこまで体力を消耗するわけです。
オペラの舞台は、大掛かりで華やかなもの。
演目によっては、合唱団や助演者も含めて、
数百人が同時にステージに乗ることがあります。
目で見ても、耳で聴いても
「この迫力を超えるものがあるか! 」
と、思わせてくれる
―― それが、舞台芸術オペラの一番の魅力です。
岸 純信
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆第1章 オペラの歴史
* オペラとは何か
* オペラは歌劇
* オペラとミュージカル
* オペラの形式・種類
・・・など
☆第2章 オペラの構成
* オペラ歌手
* オペラ歌手のレパートリー
* メゾソプラノとソプラノ
* オペラのオーケストラ
・・・など
☆第3章 オペラの鑑賞
* オペラの楽しみとは
* 略奪愛の物語とオペラ
* オペラでタブーとなる題材
* 映画「カストラート」とオペラ
・・・など
☆第4章 オペラの作品
【日本で一番人気の名作】
* オペラ 《魔笛》
* オペレッタ《こうもり》* 楽劇 《ワルキューレ》
* 喜劇オペラ 《フィガロの結婚》
【ビギナーにオススメの名作オペラ10選】
* ヴェルディ 《椿姫》
* ヴェルディ 《アイーダ》
・・・など