出版社内容情報
■主な企画内容■トヨタが公式に謳うル・マン24時間レースへの初挑戦年である1985年から、2025年で40年が経ちます。それをフックとした、新たなCカーの特集です。18年以降の近年こそ連勝が続き「常勝」メーカーとなったトヨタですが、初優勝までは長く「惜敗の山」を築いていました。92年にTS010で初めて2位となりましたが、90年にも「勝てそう」「勝てるかも」な体制でル・マンに挑んでいました。その年はいわば「ハイボルテージ・グループC」とも評せる大会で、88年優勝のジャガー、2位のポルシェ、89年優勝のメルセデスに加えて3台体制で本気に勝利を狙いにきたニッサンもおり、強烈なワークス対決の様相を呈していました。今号ではその90年ル・マンに着目して大々的に取り上げ、よく知られる翌年のル・マン(マツダが初優勝したレース)の前年に実は繰り広げられていた「グループCカーにおける世紀の一戦」を特集します。