内容説明
時代・文化を越えた地平に、医療倫理の核心が見える。古代の諸文化における源から現代の生命倫理へ至る展開に迫った、医療倫理を根本から考える。
目次
序論 医療における倫理の長い伝統
第1章 古代ギリシア、ヘレニズム、ローマの医学―紀元前5世紀から、紀元後3世紀まで
第2章 中世の医学―5世紀から14世紀まで
第3章 インドと中国の医療倫理
第4章 ルネッサンスと啓蒙時代―14世紀から18世紀まで
第5章 イギリスの医学―18世紀と19世紀
第6章 アメリカの医学における倫理
第7章 アメリカの医学―科学、臨床能力、倫理
第8章 倫理的な出来事の年代記―1940年代から1980年代まで
第9章 結論―医療倫理から生命倫理学へ
著者等紹介
ジョンセン,アルバート・R.[ジョンセン,アルバートR.][Jonsen,Albert R.]
ワシントン大学医学部医療倫理学名誉教授
藤野昭宏[フジノアキヒロ]
1959年生まれ。産業医科大学卒業。英バーミンガム大学大学院(Master of Medical Science)修了。医学博士。医学概論専攻。産業医科大学教授
前田義郎[マエダヨシロウ]
1958年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学・倫理学専攻。産業医科大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)