ネイションの名の下に―三王国戦争とナショナリズム起源論

著者:小島 望【著】
出版社:彩流社

商品説明

内容説明

「ネイション」とは誰か?いつから存在するのか?三王国戦争(1638〜1651年)という、統治をめぐる危機―「ネイション」の名の下に誰が、どのように呼びかけられていたのか?身分制議会への参加権を持たない層をも動員する新たな政治様式の広がりと、各党派によって語られたネイション概念の両義性。論争が続くナショナリズム起源論に対して、新たな光を当てる試み。



目次

第一部 理論と問題の所在(ナショナリズムの「始まり」?―近代主義と反近代主義;ネイションという言葉;分析視角・先行研究・史的背景)
第二部 三王国戦争期スコットランドにおけるネイション概念(国民契約の形成と主教戦争―一六三八年〜一六四〇年;軍事介入期のネイション概念―一六四三年〜一六四五年;サミュエル・ラザフォードにおけるネイション概念 ほか)
第三部 三王国戦争期イングランドにおけるネイション概念(第一次内戦期ニューズブックにおけるネイション概念;急進派系ニューズブックにおけるネイション概念;国王処刑期王党派ニューズブックのネイション概念 ほか)



著者等紹介

小島望[コジマノゾム]
1988年新潟県生まれ。白鴎大学法学部講師。明治大学大学院・博士(政治学)。専門は政治史・政治思想史、とりわけナショナリズム・国民国家論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

「ネイション(国民)」とは誰か?いつから存在するのか?ナショナリズムの起源という難題に挑む。

 三王国戦争(1638〜1651年)と国王の処刑という、統治をめぐる危機の時代に、誰が〈ネイション〉と名指され、〈ネイション〉の名の下に呼びかけられていたのか?イングランド・スコットランドの同時代の史料から、身分制議会への参加権を持たない民衆層をも動員しようとする新たな政治様式の広がりを明らかにし、そこで語られた〈ネイション〉概念の両義性を分析。論争が続くナショナリズム起源論に対して、「近代の産物か否か」という二項対立を超えて、新たな光を当てる試み。




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