内容説明
自由にさせるとわがままになる?失敗はさせたほうがいい?「遊びに没頭」「動画に夢中」は何が違う?全世代に贈る現代の大人が知っておくべき「子育ての新しい教養」。体験のきっかけを100例収録。
目次
第1部 子どもの「教育格差」と「体験格差」(「格差」が生まれるところ;生涯をかけて広がる「意味の世界」)
第2部 生きる力を育む5つの体験(好奇心や探究心を広げる“自然体験”;感性を刺激する“本物体験”;想像力や思考力が高まる“没頭体験”;解決する力がつく“失敗体験”;地震につながる“成功体験”)
第3部 大人は子どもをどう育てるのか(体験で身についた力が切り開いていくもの;子どもの力をのばす親であるために;「自分のやりたいようにやる子」はわがままに育たない)
第4部 体験機会のつくり方(豊かな文化を体験した子ども;100のきっかけ)
著者等紹介
汐見稔幸[シオミトシユキ]
東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長、一般社団法人家族・保育デザイン研究所代表理事、全国保育士養成協議会会長、日本保育学会理事。教育学、教育人間学、保育学、育児学を専門とし、教育者や親まで幅広く支持されている教育・保育評論家。子育て番組のコメンテーター、雑誌『エデュカーレ』の責任編集、講師・講演活動、研修施設「ぐうたLABO」とエコビレッジ「ぐうたら村」の運営など多方面で活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
幼児教育の第一人者が語る”子育ての本質”
「子どもへの教育」を考えるときに、
現代の大人が知っておくべき「子育ての新しい教養」とは−−
本書は、教育や子育ての現場で課題となっている
「教育格差」や「体験格差」に注目。
子どもの将来の育ちに影響が出てくる非認知能力は
「体験」をすることによって育ちます。
子どもが情報だらけの社会の中で上手に考え、
判断できる人間に育てるにはどうすればいいのか。
学力の高い子に育てるにも、仕事力の高い人に育てるにも、
思いやりの心を育てるにも、自分らしさを持つにも、
土台は”体験の豊かさ”にあります。
では、「体験」とは何を指すのか。
「体験」の豊かさがどんな影響を及ぼすのか−−
誰も教えてくれない、
けれど、親が知っておくべき
「子育てで本当に大事なこと」をまとめた一冊です。