内容説明
「Linuxカーネル」はとにかく機能が豊富すぎて、学ぼうとしても、どこから手を付けてよいか分からないものです。また、「Linuxカーネル」のすべてを理解している人は存在せず、各人の得意分野に特化して、「Linuxカーネル」を理解していると考えられます。そのため、何らかの目標を設定してから、「Linuxカーネル」のソース・コードを読み進めるようにしないと、発散してしまい、学習はうまくいきません。そこで、本書では、「アプリケーション」および「ライブラリ」が、どのようにして「Linuxカーネル」の機能を活用しているかに着目して、「アプリケーション」から「カーネル」までの「ソース・コード」を見ていくことで、「Linuxカーネル」の実装を学んでいきます。
目次
第1章 イントロダクション(対象読者;対象とする読者スキル;対象ディストリビューション)
第2章 「ソース・コード」読解のコツ(「ソース・コード」の入手方法;「ソース・コード」の参照方法;「ソース・コード」読解の進め方;「ソース・コード」を読みやすくする;プログラムの動作をトレースする)
第3章 システム・コール(「カーネル」の「ソース・コード」;「システム・コール」の概要;「システム・コール」の実装)
第4章 「Linux」基本機能の学習(BusyBox;ファイル・システム;FIFO)
著者等紹介
平田豊[ヒラタユタカ]
1976年兵庫県生まれ。2001年から市販書籍執筆を開始し、主にプログラミング関連の本が多い。2004年からオープンソース開発(Tera Term)を立ち上げ、10年以上に渡りプロジェクトを継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
本書では、「アプリケーション」および「ライブラリ」が、どのようにして「Linuxカーネル」の機能を活用しているかに着目して、「アプリケーション」から「カーネル」までの「ソース・コード」をみていくことで「Linuxカーネル」の実装を学んでいきます。