内容説明
杉井一馬は幕府膳奉行の長男だが、身体が弱く臥せってばかり。将軍お毒見役選出の儀を翌日に控えた夜、姫香と名乗る少女の摩訶不思議な力を授かった一馬は、みごとお役目を射止めることができた。一夜で別人にようになった一馬。そんな一馬に疑いをもった広敷伊賀者の八重だが、かつての大奥毒見役・大村仁助と同様に一馬が鬼の力を得たことを知る。江戸城のお庭番・八重を味方につけた一馬は、ある日、やはり虚弱な将軍家斉の娘・千代姫の身体を診るよう頼まれ、姫の寝所に赴いた。鬼の気を分けることによって、急激な回復を見せた千代姫。だが、その力は姫の淫気まで高まらせて…。好評書下ろしシリーズ第三弾!
著者等紹介
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年1月2日、神奈川県横須賀市生まれ。山羊座、B型。県立三崎高校卒業後、数々の職業を経て、二十三歳で官能作家デビュー。熟女もの少女ものに関わらず、匂いのあるフェチックな作風で人気を博し、その著作は2021年9月現在、六三〇冊を突破している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
コスミック時代文庫