内容説明
深川の一角にある、みすぼらしい貧乏長屋の『しあわせ長屋』。その管理人である差配は、れっきとした武家である御神本右京がつとめている。なんとも奇妙な話だが、長屋の住人たちはみな、この右京という風変わりな差配に、親しみを抱いていた。さてこの右京、普段のおだやかな言動とは裏腹に、壮絶な過去をもっている。なんと、幕府お抱えの隠密として、裏工作や諜報活動、ときには暗殺などもおこない、裏世界では『死神』と呼ばれるほどの男であった。血なまぐさい生活に嫌気がさし、引退後、いわくつきの長屋の差配となった右京だったが、その力を、今度は市井の庶民のために使うこととなる…。泣けて笑える人情活劇、新シリーズ!
著者等紹介
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
1968年、東京都出身。某大学大学院で経済史を学んだ後、テクニカルライターを経て、『決戦!津軽海戦―鋼鉄の嵐 維新篇』(KKベストセラーズ)でデビュー。以降、架空戦記や時代小説を中心とした執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
深川の一角にある、みすぼらしい貧乏長屋の『しあわせ長屋』。
その管理人である差配は、れっきとした武家である御神本右京がつとめている。
なんとも奇妙な話だが、長屋の住人たちはみな、
この右京という風変わりな差配に、親しみを抱いていた。
さてこの右京、普段のおだやかな言動とは裏腹に、壮絶な過去をもっている。
なんと、幕府お抱えの隠密として裏工作や諜報活動、ときには暗殺などもおこない、
裏世界では『死神』と呼ばれるほどの男であった。
血なまぐさい生活に嫌気がさし、引退後、いわくつきの長屋の差配となった右京だったが、
その力を、今度は市井の庶民のために使うこととなる…。
泣けて笑える人情活劇、新シリーズ!