内容説明
戦争とシベリア抑留の現実を等身大に知りたい―自分の家族からはじまった取材の旅は海を渡った。元兵士へのインタビューを続けた映像作家の長い道行きの記録。兵士たちの肉声を聞くことは、消えゆく記憶を自分の中に生かし続けることだった。
目次
第1部 果樹園の見える部屋(夏(二〇〇四年)
冬(二〇〇四〜二〇〇五年)
お盆の日に(二〇〇五年) ほか)
第2部 韓国への旅(白い朝鮮服の女性;木片遊戯;日本の歌 ほか)
第3部 朴さんの手紙(スズランの絵葉書;二〇〇七年三月の手紙;ソウル二〇〇七年五月 ほか)
著者等紹介
久保田桂子[クボタケイコ]
長野県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業後、同大学イメージライブラリーに勤務。2004年よりドキュメンタリー制作を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)