内容説明
古典派・主流派・異端派の3つの角度から、ほぼすべてを網羅した経済学史のテキスト、ここに現る!経済学史は、歴史的背景や経済学者の人物像を語りながら、より深く、様々な角度から、現代の経済学を俯瞰する学問領域である。「経済理論」が難しいなら、「経済学史」を入り口として学んでみよう!本書は、経済理論をしっかりと、そしてスムーズに理解する手助けとなるだろう。
目次
第1部 古典派経済学の生成と展開(アダム・スミス以前の経済思想―重商主義・重農主義・その他の諸思想;アダム・スミス―富の性質と増加原因;リカードウとマルサス―富の分配法則と富の継続的増加の条件;J.S.ミル―富の分配法則の人為的可変性;大陸の諸思想―自由主義・初期社会主義・ドイツ歴史学派)
第2部 近代経済学の生成と展開(限界革命―「水とダイヤモンドのパラドックス」の解決による「新しい経済学」の台頭;マーシャルと新古典派経済学;ケインズ経済学―合成の誤謬とマクロ経済学;厚生経済学の展開―政策判断としての経済学;反ケインズ的マクロ経済学の登場)
第3部 現代の異端派経済学の諸潮流(なぜ異端派経済学が必要なのか;マルクスの資本主義観;孤高の異端派経済学者シュンペーター;ポスト・ケインズ派経済学―異端派経済理論の統合;制度と進化の経済学)
著者等紹介
木村雄一[キムラユウイチ]
1974年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。現在、日本大学商学部教授
瀬尾崇[セオタカシ]
1973年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程学修認定退学。現在、金沢大学人間社会研究域経済学経営学系准教授
益永淳[マスナガアツシ]
1970年生まれ。中央大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学、博士(経済学)。現在、中央大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
古典派・主流派・異端派の3つの角度から,ほぼすべてを網羅した経済学史のテキスト,ここに現る!
経済学史は、歴史的背景や経済学者の人物像を語りながら