内容説明
何がスポーツを観光アトラクションや観光活動として特有なものにするのか?スポーツツーリズムは私たちの空間にどのように現れるのか?これらの特徴は時間の経過とともにどのように変化するのか?このような問いに呼応したスポーツツーリズムの議論を整理し、空間・場所・環境・時間といった枠組みからスポーツと観光を架橋するスポーツツーリズム研究の基礎を学ぶ。
目次
1 序論(スポーツツーリズムのこれまで)
2 スポーツツーリズムの発展の基礎(スポーツツーリズム研究;スポーツツーリズム市場;発展プロセスと課題)
3 スポーツツーリズムの発展と空間(空間:場所と旅行の流れ;場所、スポーツ、文化;環境:景観、資源、影響)
4 スポーツツーリズムの発展と時間(スポーツと観光経験;季節性、スポーツ、観光;スポーツツーリズムの発展の傾向)
5 結論(目標の動向と変化:絶え間なく発展するスポーツツーリズム領域)
著者等紹介
ハイアム,ジェームス[ハイアム,ジェームス] [Higham,James]
ニュージーランド、オタゴ大学観光学部教授。専門はスポーツツーリズムとサスティナビリティ。国際的学術誌Journal of Sustainable Tourismの編集長を務める
ヒンチ,トム[ヒンチ,トム] [Hinch,Tom]
カナダ、アルバータ大学運動・スポーツ・レクリエーション学部教授。和歌山大学特別主幹教授。専門はスポーツツーリズム。また、Journal of Sport & Tourism,Leisure/Loisir,Event Managementの編集委員を長年務める
伊藤央二[イトウエイジ]
和歌山大学観光学部准教授および国際観光学研究センターセンター長代理(理事補佐)。専門はスポーツツーリズムと余暇・レジャー学
山口志郎[ヤマグチシロウ]
流通科学大学人間社会学部准教授および和歌山大学国際観光学研究センター客員研究員。専門はスポーツマーケティングとイベントマネジメント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)