内容説明
エンジンの音を轟かせ砂塵を巻き上げつぎつぎとラバウル基地から航空機が出撃してゆく―山本五十六陣頭指揮のもと海軍の総力を挙げて迫りくる連合軍を迎え撃つ。前線視察に向かった山本大将機を敵機P‐38が待ち伏せる―苛烈な航空戦のかずかずを詳細に綴った実録戦記。総力を結集して戦いに臨んだ海軍航空隊の激闘!
目次
第1部 提督小沢治三郎と山本五十六(“鬼がわら”と呼ばれた男;男たちの新生瑞鶴;落日のソロモン最前線;奇跡のガ島撤収作戦)
第2部 山本長官前線へ(トラック泊地の春;山本五十六“第二の真珠湾”;「い」号航空撃滅戦;巨星墜つ;長官機還らず)
第3部 ラバウル航空撃滅戦(新連合艦隊長官誕生へ;旗艦武蔵での陣頭指揮;菊池朝三艦長着任す;男たちの瑞鶴体験記)
第4部 史上最大の空中戦(「ろ」号作戦発動す;若き獅子たちの戦場;ブーゲンビル島沖航空戦;弔鐘止まず…)
著者等紹介
森史朗[モリシロウ]
1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)