内容説明
相対論とゲージ場の古典論を題材に、「ゲージ場の量子論を学ぶ心の準備」が整うように配慮したガイドブック。
目次
ガイドブックのガイド
「ちゃんとした」理論とローレンツ群
時空概念の変革
質点運動のレシピ
質点運動から場の運動へ
多重線型写像と添え字の上げ下げ
「ギョッとする」記法―微小要素と線型写像の二面性
ミンコフスキー時空上の微分形式
特殊から一般へ
スピノル場の方程式
局所ゲージ対称性と非可換ゲージ場
動き回る物質の中の電子スピンたち
ゲージ場の量子論へのはるかなる道のり
著者等紹介
松尾衛[マツオマモル]
2008年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻卒業。博士(理学)。現在、中国科学院大学カブリ理論科学研究所准教授。主にスピン角運動量を媒介とする非平衡現象の理論研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)