内容説明
「ケインズ革命」はいかに成就されたのか?1930年代のケンブリッジで経済学者たちが織りなす人間模様と学説の闘いがいま再現される!
目次
プロローグ 男性経済学者たちが織りなすコラージュから浮かんでくる女性
第1章 理論家らしからぬキャリア
補説 ロビンソンとカーン
第2章 『不完全競争の経済学』の誕生
第3章 ケインジアンになる
エピローグ 「ジョーン・ロビンソンとは何者なのでしょうか?」
著者等紹介
アスランベイグイ,ナヒド[アスランベイグイ,ナヒド] [Aslanbeigui,Nahid]
モンマス大学経済学教授。専門は経済学史
オークス,ガイ[オークス,ガイ] [Oakes,Guy]
モンマス大学名誉教授。専門は哲学
安達貴教[アダチタカノリ]
京都大学経営管理大学院・大学院経済学研究科准教授。専門は応用ミクロ経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
・20世紀最大の女性経済学者であるジョーン・ロビンソン。
・彼女がいかにしてケインズをとりまく学者たちの頂点に登りつめたか。その秘密が初めて明らかになる。
20世紀を代表する女性経済学者、ジョーン・ロビンソンは、男性社会であるケンブリッジ大学の知識人のなかで、いかにして自らの地位を確立し、研究成果を認められたのか。ケインズをめぐる人間模様を、膨大な書簡から詳細に描き出す。ケインズ『一般理論』の形成、そして「ケインズ革命」を知る上で重要な一冊。