マルクス派数理政治経済学

著者:大西 広【編著】
出版社:慶應義塾大学出版会

商品説明

内容説明

中間層の動向や税制・社会保障政策が政権交代に与える影響、米中覇権争いと経済の再ブロック化の意味など、具体的・今日的課題を取り上げ、精緻な数理モデルを用いて新たな視角と知見を提供する。現代に呼吸するマルクス経済学の最前線へ!



目次

第1部 階級闘争の個人合理的条件と実現可能性(個人合理性に基づく社会運動の数理モデル;社会運動モデルに多数決政治を組み込んだ場合 ほか)
第2部 中間層、階級同盟と政治の両極分化(中間層を考慮した社会運動モデル;2争点で分割された4階級の同盟と対抗 ほか)
第3部 所得再分配をめぐる政権選択と政権交代(所得再分配政策を争点とした政権選択のモデル;所得再分配の結果としての周期的政権交代と政権の中立化 ほか)
第4部 覇権システム、帝国主義と世界再分割戦争(新興・先進国間の不均等発展、帝国主義戦争モデルと覇権交代モデル;不均等発展する先発/後発帝国主義の世界再分割モデル)
第5部 前近代帝国主義の奴隷調達と国内搾取(古代ローマにおける奴隷の搾取と調達の微分方程式モデル;古代ローマ奴隷制の捕食者・被食者モデル)



著者等紹介

大西広[オオニシヒロシ]
慶應義塾大学経済学部教授、経済学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

階級闘争とは何か、覇権主義とは何か

中間層の動向や税制・社会保障政策が政権交代に与える影響、米中覇権争いと経済の再ブロック化の意味など、具体的・今日的課題を取り上げ、精緻な数理モデルを用いて新たな視角と知見を提供する。現代に呼吸するマルクス経済学の最前線へ!



本書が扱う問題は,「経済的土台」での階級関係が「政治的上部構造」にどのような影響を与え,また反作用を受けるか,というものに尽きる。たとえば,被搾取階級たる労働者階級が資本家階級との間に持つ経済的利害関係が社会運動を含む政治状況をどう規定するか,その際,両階級の中間に位置する諸階級がどう反応するか,独自の運動法則を持つ「政治家」がこれら諸階級の利害をどのように代弁し,よって現実経済にどのような影響を及ぼすか,というようなものである。また,このような経済・政治間の相互関係は諸国家間にもあり,マルクス主義は「帝国主義」としてそれを論じた。




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