目次
第1章 バイオ領域に挑むナノテク―序論(ナノテク・ナノバイオ・ナノメディシンの展望;ゲノム編集の最新動向)
第2章 遺伝子ひしめく核内の科学―細胞核内反応の化学・計測(核酸化学の最近の状況;蛍光顕微鏡を用いた生細胞内1分子可視化解析法)
第3章 遺伝子発現の新常識―クロマチン動態(ゲノムDNAを収納するクロマチンの構造基盤;クロマチン構造変換複合体と核構造によるクロマチン動態制御;クロマチンの化学修飾とその制御機構;クロマチン高次構造の役割と解析技術)
第4章 ぬり替わる!RNAの姿―ノンコーディングRNA(ノンコーディングRNA;piRNAの諸相;ノンコーディングRNA研究の今後の展望)
第5章 「DNA改変」の時代へ―ゲノム編集の基礎と応用(ゲノム編集の歴史と現状;ゲノム編集技術と立体培養技術の融合)
著者等紹介
宇理須恒雄[ウリスツネオ]
1968年東京大学理学部化学科卒業。1973年東京大学理学系大学院化学科修了・理学博士。日本電信電話公社武蔵野電気通信研究所研究員。1983年日本電信電話(株)LSI研究所研究員・グループリーダー。1992年自然科学研究機構分子科学研究所教授。2011年名古屋大学革新ナノバイオデバイス研究センター特任教授。2015年名古屋大学グリーンモビリティ連携研究センター客員教授。2016年名古屋大学未来社会創造機構客員教授。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ゲノム編集をキーに,まだ完全解明にいたらない遺伝子発現の解明に向けた取組みや,DNA改変という夢の手法に挑む最新研究を紹介