目次
第1部 サプライチェーンリスク管理に関する研究成果(サプライチェーン見える化;サプライチェーンリスク管理;リバース・サプライチェーンにおけるリスクマネジメント)
第2部 人道支援ロジスティクスに関する研究成果(人道支援ロジスティクスの国際研究動向と東日本大震災における空港運用の実態と課題;災害時における救援物資の輸送体制とシミュレータ;人道支援サプライチェーンにおける数理モデルとその既存研究)
著者等紹介
久保幹雄[クボミキオ]
専門は、サプライチェーンならびに組合せ最適化。早稲田大学理工学研究科卒、博士(工学)。早稲田大学助手、東京商船大学助教授、ポルト大学招聘教授などを歴任、現在東京海洋大学教授
松川弘明[マツカワヒロアキ]
専門は生産管理およびSCM(サプライチェーンマネジメント)。中国清華大学経済管理学院大学院修了、東京工業大学総合理工学研究科経営工学専攻博士(工学)。中国清華大学経済管理学院助教、東京工業大学助教、専任講師、准教授、オリンパス光学工業深釧工場部門長、工場長助理を歴任、現在慶應義塾大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
リスクを見える化
東日本大震災は、罹災された方々への物資の供給はもとより、産業界においてもサプライチェーンの途絶という未曾有の事態を起こした。
本書はこの震災時の経験から「サプライチェーンリスク管理」はどうあるべきかを第1部で検討する。第2部では災害時の「人道支援ロジスティクス」はどうあるべきかとその課題を、東日本大震災における空港運用の実態と課題などをとおして検討、解説する。
サプライチェーンに係わる読者はもちろん、災害時に迅速な対応を求められる行政機関関係者には必携必読の書である。