内容説明
予想を超える広がりはなぜもたらされたのか?全国、海外に7500を超えるまでに急速に広がった「九条の会」の運動。長い沈黙と潜行の時を経て、新しい可能性はいかに切り開かれたのか、党派の分裂と対立はいかに乗り越えられたのか…。「九条の会」の秘密を解く!
目次
序章
第1章 日本の社会運動における政治的過程と一九六〇年代政治世代
第2章 「九条の会」:運動とネットワークの出現と展開
第3章 クリアリングハウス・チャプター
第4章 最初の「九条の会」―「呼びかけ人」と「事務局」という組織体制とその役割
第5章 初めの分水嶺、そして新たな脅威
第6章 新しい世代の中の「九条の会」
終章 結論
著者等紹介
飯田洋子[イイダヨウコ]
1978年神奈川県生まれ。社会学博士。専門は政治社会学、社会運動論。日本女子大学人間社会学部卒業、同研究科・博士前期課程修了。ハワイ大学マノア校アジア研究科・修士課程、同社会学部・博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)