目次
第1部 先史時代(肉食化と狩猟採集生活―森から草原へ出て、ヒトになった(およそ400万年前)
ムギの栽培化―西アジアにおけるイネ科植物の馴化(およそ1万年前)
西アジアにおけるヤギ・ヒツジの家畜化(およそ8000年前)―群居性草食動物の家畜化(1) ほか)
第2部 ヨーロッパ文明の地下水脈としての遊牧(遊牧“社会”の成立―三階級構造というヨーロッパ文明に固有の組織編成原理、その歴史的起源;“ヒツジ”化という、牧夫天性の行動様式―動物の管理から、ヒト・自然・世界の征服・支配へ;“仲介者”という、組織編成史上最大の革新―去勢ヒツジか、イヌか。それが問題だ ほか)
第3部 古代(都市国家の形成と崩壊―メソポタミアにおける潅漑農耕(前5000年〜前1500年)
古典国家の成立―古代ギリシャ・ローマにおけるポリス・植民地・奴隷(前8世紀〜後2世紀)
ゲルマン人の来襲と征服―インド・ヨーロッパ語族民の出現からガリア侵入・定着まで(前4千年紀〜後1千年紀))
著者等紹介
中川洋一郎[ナカガワヨウイチロウ]
昭和25年東京生まれ。東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻博士課程満期退学。経済史学博士(パリ“1”大学第三期課程)。現在、中央大学経済学部教授(西洋経済史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)