目次
第1章 「習字」成立による総合性の解体(「習字」成立による言語理解教育の分離;学制期における「習字」と「書取」の分化 ほか)
第2章 書字教育における言語的実用性の再評価(明治初期の問答教授法における文字の機能;ペンマンシップ理論の受容による身体的実用性の重視 ほか)
第3章 国語科「書キ方」における二元的書字教育論の形成(国語科「書キ方」の成立とその理念の後退;水戸部寅松による実用主義の形成過程 ほか)
第4章 国語科「書キ方」の芸術教育化(佐藤隆一による二項対立への提言;国定第四期『小学書方手本』における語義の重視 ほか)
第5章 二元的書字教育としての「書写」の成立(戦後における芸能科「習字」批判の再検討;模倣の否定と教材の日常生活化の継承 ほか)
終章
著者等紹介
鈴木貴史[スズキタカシ]
1973年、東京生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。筑波大学大学院人間総合科学研究科学校教育学専攻博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、帝京科学大学教職センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)