内容説明
「集団の中」で交流する近世文化人の存在を捉える。本書では、作者(上田秋成・建部綾足・荒木田麗女)、学者(本居宣長・伊藤東所)、文人(蒹葭堂)、歌人(賀茂季鷹・大田垣蓮月)、役者(七代目片岡仁左衛門・二代目嵐雛助)、画家(曽我蕭白)等を取りあげる。しかし個々人を選び極力その人の生涯を追求することはしていない。その人の師弟・交友等に注目し、集団の中で交流する存在として考察した。意外な繋がりに気づくことで、視野は広がっていく。
目次
第1章 上田秋成
第2章 本居宣長
第3章 建部綾足
第4章 古義堂
第5章 賀茂季鷹
第6章 歌舞伎
第7章 女流
著者等紹介
神谷勝広[カミヤカツヒロ]
1961年生まれ。名古屋大学文学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位修得満期退学。名古屋文理短期大学専任講師、助教授、名古屋文理大学助教授を経て、同志社大学助教授、教授。2020年3月退職。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)