内容説明
このままでは皇室がなくなる。天皇の起源を歴史的観点から検証し、皇室制度の見直し論や皇位継承問題の本質を突く。
目次
第1部 皇統の危機(皇室がなくなる日;悠仁親王をラストエンペラーにしてはならない;民主党政権に皇室典範改正は荷が勝ちすぎたのか;男系継承を優先し、女性宮家の創設を)
第2部 天皇と皇位継承の原点(王権の危機と聖徳太子の挑戦;大化改新と王権をめぐる相克;皇位継承と官僚制―持統天皇と藤原不比等;天皇と律令法;天皇制度の成立)
著者等紹介
笠原英彦[カサハラヒデヒコ]
慶應義塾大学法学部教授、法学博士。専攻は日本政治史、日本行政史。首相官邸での「皇室制度に関する有識者ヒアリング」のメンバーの一人として皇室制度について論述(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)