内容説明
キーツ没後200年―イギリス・ロマン派の詩人ジョン・キーツと過去の詩人たちとの影響関係を分析することによって、キーツの精神的形成過程と、彼の求めた理想の詩的世界を考察する。
目次
序章
第1章 キーツの「詩人」への目覚め(キーツの時代;キーツの育った環境 ほか)
第2章 キーツとシェイクスピア(キーツのシェイクスピアへの敬愛の念;キーツの二つのソネットとシェイクスピア―『リア王』を中心に ほか)
第3章 キーツとミルトン―キーツの「驚異の年」を巡って・第1部(キーツのミルトンへの敬愛の念;二つの『ハイピリアン』とミルトン―ミルトン的叙事詩への挑戦 ほか)
第4章 キーツとチャタトン―キーツの「驚異の年」を巡って・第2部(チャタトンとロマン派詩人たち;キーツのチャタトンへの敬愛の念 ほか)
第5章 キーツの理想の詩人への挑戦―‘gradus ad Parnassum altissimum’を求めて(史劇への挑戦―『スティーヴン王』;風刺詩への挑戦―『鈴つき帽子』 ほか)
結章
著者等紹介
児玉富美惠[コダマフミエ]
愛媛県松山市生まれ。同志社女子大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。広島大学大学院文学研究科博士課程後期人文学専攻修了。博士(文学)。広島大学客員講師、松山大学非常勤講師、県立広島大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)