内容説明
2060年、ある日記の発見―。ひょんなことから裁判に巻き込まれてしまった平凡吉の訴訟日記に沿って、民事裁判の仕組みをやさしく解説。日記を発見した凡吉の甥・凡太郎が語る2060年の民事裁判の姿はいかに?
目次
プロローグ―2060年:ある日記の発見―判決前夜の平凡吉
裁判を始めるにあたって―裁判所へのアクセスのために―平凡吉、裁判所で驚く
裁判のきっかけ―紛争の発生―薮から棒の立退き要求
調停手続―裁判官はどこ?
処分禁止・占有移転禁止の仮処分―平凡吉、第1撃を食らう
訴えの提起から弁護士との相談へ―清水の舞台から飛び降りる平凡吉
証拠の収集―平凡吉、戦いを実感する
反訴の提起―平凡吉、反撃に打って出る
争点を整理するプロセス―ひざ突き合わせた話合い
裁判のIT化―平凡吉、ウェブ会議に驚く―DXって何?〔ほか〕
著者等紹介
山本和彦[ヤマモトカズヒコ]
1961年生まれ。1984年東京大学法学部卒業。現在、一橋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
2060年,ある日記の発見──。ひょんなことから裁判に巻き込まれてしまった平凡吉の訴訟日記にそって,民事裁判のしくみを解説。2022年民事訴訟法改正により,2025年度までに段階的に実現される民事裁判のIT化についても,わかりやすく解説した。