内容説明
日本経済はどうなるのか?好況や不況はなぜ起きるのか?日常の出来事を日本経済全体(=マクロ)の視点に立って考える入門テキスト。最新データに加え、新型コロナウイルスが経済に与えた影響、物価上昇や金融政策のあり方を盛り込んだ待望の第6版。
目次
第1章 GDPとは何だろうか?―一国の経済力の指標
第2章 消費と貯蓄はどのようにして決まるか?―消費と貯蓄の理論
第3章 設備投資と在庫投資―何のために投資をするのか?
第4章 金融と株価―マクロ経済における金融の役割
第5章 貨幣の需要と共給―貨幣の役割と貨幣供給
第6章 乗数理論とIS‐LM分析―総需要に注目した経済分析
第7章 経済政策はなぜ必要か?―経済政策の有効性
第8章 財政赤字と国債―政府支出拡大のマイナス面
第9章 インフレとデフレ―価格調整とそのコスト
第10章 失業―マクロ経済における労働市場
第11章 経済成長理論―経済はなぜ成長するのか?
第12章 オープン・マクロ経済―為替レートと経常収支
著者等紹介
福田慎一[フクダシンイチ]
1960年石川県生まれ。1984年に東京大学経済学部を卒業した後、米国イェール大学大学院に留学しました。イェール大学で博士号を取得した後、横浜国立大学経済学部、一橋大学経済研究所に勤務し、現在は東京大学経済学部で教えています。私の研究分野は、マクロ経済学や金融理論で、理論と実証の両面から研究活動を続けています
照山博司[テルヤマヒロシ]
1962年愛知県生まれ。1985年に東京大学経済学部を卒業し、東京大学大学院経済学研究科で勉強を続けました。その後、東京大学社会科学研究所を経て、1992年から京都大学経済研究所で、本書で説明するようなマクロ経済データを使った実証分析を中心に研究活動を続けています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
生きたデータを用いて現実の経済とマクロ経済学の関係を体系的に説明する大好評テキスト。統計の改定や制度の変更を加え,データの更新を行い,コロナ不況後の近年の動向を盛り込んだ最新版。二色刷でわかりやすく,最新の情報で日本経済の学習にも役立つ。