内容説明
地球規模の交流や相互依存関係が深まり、私たちは世界の一体化を実感する時代を生きている。それはどのような世界から生まれ、どのように始まり、どのように広がっていったのか、そしてどこへ向かうのか、歴史から学ぶ。
目次
グローバル化と経済史
第1部 前・近代の経済―グローバル化へのあゆみ(グローバル化以前の世界(〜15世紀)―多様な経済
グローバル化の開始(16世紀)―経済発展と近世国家
危機の時代(17世紀)―グローバル化の新展開
近世経済の成立(18世紀)―世界貿易の拡大と多様な世界)
第2部 長い19世紀―グローバル経済の成立(工業化の開始と普及―機械制生産の広がり;ヒト・モノ・カネの移動の拡大と制度的枠組みの変化―グローバル化のインフラストラクチュア;植民地体制の変容とラテンアメリカ、アジア―自由貿易体制の世界的拡大;工業化の新しい波と世界大戦―新興国の台頭と国際秩序の変化)
第3部 停滞から再始動へ―グローバル化の新たな展開(世界大恐慌とグローバル化の停滞―両大戦間期の世界経済;再始動するグローバル化―自由貿易体制の再建と金融グローバル化;グローバル化と開発―自由貿易体制とどう向き合うのか?;加速するグローバル化)
グローバル化の行方
著者等紹介
河〓信樹[カワサキノブキ]
研究テーマ:アメリカ経済史。現在、関西大学政策創造学部教授
村上衛[ムラカミエイ]
研究テーマ:中国近代社会経済史。現在、京都大学人文科学研究所准教授
山本千映[ヤマモトチアキ]
研究テーマ:イギリス経済史。現在、大阪大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
地球規模での相互依存関係が拡がり深まった結果,異なる背景をもつ人々との交流や交渉の機会が増えてきた。こうしたヒト,カネ,モノ,情報の移動はどのような世界から始まり,いかに経済を推し進めてきたのか。そしてどこへ向かうのか。長期的・広域的な視野で学ぶ。