内容説明
情報と通信はいかに融合したのか?いま「生活」の道具となり普及しているコンピュータは、かつては「仕事」の道具であった。いくつもの壁を乗り越え、情報処理と通信技術が融合し1つの世界を実現した過程を明らかにする。
目次
第1部 通史篇(2つの世界―通信とコンピュータ;出会いと融合―コンピュータと通信のクロスロード;拡張と浸透:パソコンの登場とデジタル通信網の構築―1980〜96年;1つの世界―インターネットによる情報処理と通信技術の結合)
第2部 ケース篇(国鉄の座席予約システム「マルス」―通信とコンピュータが融合した日本で最初の事例;鉄鉱業の生産情報システムの構築;高度経済成長期の流通業の情報化―国産小型機の導入;全国地方銀行協会のオンライン・システムの開発過程―1966〜68年;ヤマト運輸の情報化―1868〜93年)
著者等紹介
武田晴人[タケダハルヒト]
東京大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)