内容説明
具体的な事例(裁判例・公取委事例に加え、ガイドラインや報告書等も広く扱う)を素材として用いつつ、単なる事例の紹介を超えて、そこから解説を敷衍することで、独禁法の意義・内容についての理解を深め、具体的な問題解決能力をも養おうとする意欲的なテキスト。
目次
第1部 独占禁止法の基礎(序論)(目的と概要;基礎概念)
第2部 私的独占・不当な取引制限の禁止、事業者団体の違反行為(競争の実質的制限、反公益性;排除・支配による私的独占;不当な取引制限 ほか)
第3部 不公正な取引方法の禁止(規制の意義とコンセプト;不当な差別行為;不当廉売等 ほか)
著者等紹介
鈴木孝之[スズキタカユキ]
白鴎大学法学部教授。「不公正取引規制に期待される政策的役割」金井貴嗣・土田和博・東條吉純編『舟田正之先生古希祝賀・経済法の現代的課題』(有斐閣、2017年)
河谷清文[コウタニキヨフミ]
中央大学大学院法務研究科教授。「エッセンシャル・ファシリティの意義と供用」金井貴嗣・土田和博・東條吉純編『舟田正之先生古希祝賀・経済法の現代的課題』(有斐閣、2017年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)