内容説明
何のための刑法か。令和4年改正(拘禁刑の創設、侮辱罪法定刑引き上げ)、令和5年改正(性犯罪関係)に対応!最新の判例・学説・時事問題を織り込み、真の理解をかなえる充実の体系書。「総論」において示された理論的・体系的認識をふまえ、個別の刑罰法規を解説。実際の法適用の場面で意識される、各刑罰法規の関連性にも着目する。具体例とわかりやすい言葉を巧みに用いて現行刑法の現実の姿を明らかにする。根底に奥深い研究が感じられる一冊。
目次
第1編 個人的法益に対する罪(人格的法益に対する罪;財産に対する罪)
第2編 社会的法益に対する罪(公共の安全に対する罪;公共の信用に対する罪;風俗に対する罪(風俗犯))
第3編 国家的法益に対する罪(国家の存立に対する罪;国家の作用に対する罪)
著者等紹介
井田良[イダマコト]
1956(昭和31)年東京に生まれる。現在、中央大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
『総論』と対をなす定番の体系書。2022年・2023年刑法改正に対応し,最新の学説・判例・時事問題に目配りして磨き上げた改訂版。高水準の内容をわかりやすく,適切な具体例を駆使して解説し,知的満足を届ける1冊。刑法学を真に理解したい学習者へ。