内容説明
戦後80年、戦争の歴史からいまを問う。二つの世界大戦を経験した20世紀。資本主義の矛盾があきらかになったとき世界では何が変わり、何が変わらなかったのか。現代の成り立ちを理解するための必読書!
目次
第6部 第二次世界大戦と現代世界の変容(第一章 世界恐慌と一九三〇年代の欧米(アメリカ合衆国の大恐慌とニューディール;ヴァイマル共和国の終焉とナチス体制;議会主義体制の否定と肯定)
第二章 現代アジアの起点(極東の危機と日中戦争;アジア・アフリカの民族運動)
第三章 世界戦争としての第二次世界大戦(ヨーロッパ戦争;アジア太平洋戦争;世界戦争の終結)
終章 戦後世界史の起点)
著者等紹介
大江一道[オオエカズミチ]
1928年3月生まれ。1951年、東京大学文学部西洋史学科卒業。元跡見学園女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
名著『世界近現代全史』がセレクション版〈全6巻〉として復刊!
本シリーズでは、世界の近代化や近代資本主義を、近代世界システム論を用いて全体的・構造的にとらえ直し、今日にいたる展開を明らかにする。
いま世界で起きている出来事の原因・ファクトを知るうえで、また現代のゆくえを考えるために必ず一度は読むべき定番の書。
本書は1930年代〜50年代初めまでを扱う。第一次大戦後の世界恐慌、ナチズム、そして核兵器の使用で終わった第二次世界大戦と冷戦体制の開始まで。なぜ、悲惨な戦争は繰り返されたのか。その背景をたどる。
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〈目次〉
第VI部 第二次世界大戦と現代世界の変容
第一章 世界恐慌と一九三〇年代の欧米
1 アメリカ合衆国の大恐慌とニューディール
2 ヴァイマル共和国の終焉とナチス体制
3 議会主義体制の否定と肯定
第二章 現代アジアの起点
1 極東の危機と日中戦争
2 アジア・アフリカの民族運動
第三章 世界戦争としての第二次世界大戦
1 ヨーロッパ戦争
2 アジア太平洋戦争
3 世界戦争の終結
終章 戦後世界史の起点