内容説明
大統領選挙とともに節目の年をむかえるブラジル。日本とも縁があり、多様性に富んだ国の歩みを今一度みつめる。
目次
第1章 植民地時代のブラジル(ピンドラーマの時代―ブラジルの先住民とポルトガル人の到来;パウ・ブラジルの時代からカピタニア制へ(一五〇〇〜四八年) ほか)
第2章 帝政期のブラジル(ポルトガル王室のブラジル移転と連合王国への昇格;独立後の試行錯誤 ほか)
第3章 二十世紀前半のブラジル(第一共和政(一八八九〜一九三〇年)
ヴァルガス体制(一九三〇〜四五年))
第4章 第二次世界大戦後のブラジル(ポピュリズム型権威主義;民主主義の危機 ほか)
第5章 二十一世紀のブラジル(ラテンアメリカの「ピンクの波」と労働者党(PT)政権の登場
ルセフ政権と労働者党(PT)の退場)
著者等紹介
山田睦男[ヤマダムツオ]
1941年生まれ。東京大学教養学部教養学科アメリカ分科卒業、フロリダ大学歴史学部大学院卒業(M.A.)2011年逝去。元国立民族学博物館地域研究企画交流センター教授
鈴木茂[スズキシゲル]
1956年生まれ。東京外国語大学外国語学部ポルトガル・ブラジル語学科卒業、東京外国語大学大学院地域研究研究科修了(国際学修士)。名古屋外国語大学世界共生学部教授、東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
『新版世界各国史26 ラテン・アメリカ史II 南アメリカ』のブラジル部分をもとに、現代における研究動向や読みやすさを考慮し再編集をおこなった一冊。
2022年、ブラジルは「独立200周年」という節目を大統領選挙とともにむかえる。日本とは長きにわたるつながりがあり、また多様性に富んだ国として学ぶところも多いブラジルの、「発見」から現代までの歩みをたどる。