内容説明
戦時下から戦後復興期、70年大阪万博に象徴される高度経済成長期、戦後の大阪は、各時代に生じた課題とどう向き合ってきたのか。「都市計画」「産業復興」「交通網の整備」「建築・建設」の視点から検証する!一次史料、関係者の回顧談などを駆使し、都市再生の物語を再構成する!
目次
序章 戦災と焼失
第1章 復興へ向けた都市計画
第2章 生活空間の再興
第3章 産業の再生
第4章 都市基盤の拡充1―高速道路
第5章 都市基盤の拡充2―鉄道、航空
第6章 万博の大阪
終章 万博と万博のあいだ
著者等紹介
橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年大阪府生まれ。大阪公立大学研究推進機構特別教授。京都大学工学部建築学科卒業、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。建築史・都市文化論専攻。工学博士。大阪府と大阪市の特別顧問として「大阪・関西万博」の誘致に構想段階から携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
戦後復興期から高度経済成長期、そして1970年大阪万博の開催に至るまで、戦災によって壊滅的な打撃を受けた大阪は、いかに再建され、また今日にいたる都市の基盤を復興してきたのか。都市計画関連の資料や大阪市の広報媒体、建築の竣工写真帳など各種の資料を駆使しつつ、都市建築と都市化の視点から、大阪の戦後史を描き出す。