内容説明
約200年ぶりの「譲位」とはなんだったのか?4年に及ぶ激動の日々を取材した記者による、歴史的瞬間を追ったドキュメント。
目次
変わる皇室、変わらぬ伝統
第1部 平成から令和へ(天皇退位への鼓動―2010〜2019年;新天皇即位―その決意と素顔;新時代の天皇・皇室の仕事と役割)
第2部 儀式でたどる令和の代替わり(退位礼―前近代の先例と憲法との調和をめぐって;皇位継承儀式―平成と令和で何が変わったのか;即位礼―時代に応じて変化する最重要儀礼;大嘗祭―「秘事」で包まれた祭祀をめぐる葛藤;立皇嗣の礼―次代の皇位継承の行方を見据えて)
著者等紹介
吉原康和[ヨシハラヤスカズ]
1957年茨城県生まれ。立命館大学卒。86年東京新聞(中日新聞東京本社)入社。東京本社編集局社会部で、警視庁、運輸省(現在の国土交通省)、警察庁、宮内庁などを担当。その後、特別報道部デスク、水戸、横浜両支局長、写真部長を経て現在、編集委員。宮内庁担当は、平成から令和の代替わりを中心に通算6年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
江戸時代以降、二百年ぶりに行われた譲位による今回の「代替わり」。関連の「儀式」「公務」を追ったドキュメント。「天皇の役割・仕事とはなにか」「日本人にとって皇室とはなにか」がよりわかるようになる。