内容説明
『平家物語』諸本の読み比べや、各種関連資料を駆使し、生徒を「自主的・対話的で深い学び」へと誘う、教場の最新版虎の巻。
目次
盛者必衰の理―祇園精舎・巻第一
白拍子は皆「野辺の草」―祇王・巻第一
私を舟に乗せてくれ―足摺・巻第三
水鳥が見せた源氏の大軍―富士川・巻第五
一首の歌に、生きた証をのこしたい―忠度都落・巻第七
誰が一番乗り?―宇治川先陣・巻第九
共に最後のいくさをしよう―木曽最期・巻第九
落ち行く前に戦果を捧ぐ‐女武者巴の奮戦―木曽最期・巻第九
すべては主君の名誉のため―木曽最期・巻第九
義経を手本にせよ―坂落・巻第九
武芸の家に生まれなければ―敦盛最期・巻第九
命は惜しいものであった―知章最期・巻第九
波の下にも都はございます―先帝身投・巻第十一
冥土の旅の供をせよ‐勇将、知将の死―能登殿最期・巻第十一
宮中の月も今は夢‐建礼門院の思い―大原御幸・潅頂巻
著者等紹介
吉永昌弘[ヨシナガマサヒロ]
1980年生まれ。2003年、上智大学文学部国文学科卒業。現在暁星中学・高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)