内容説明
権謀術数うずまく17世紀イギリスにおいてただ宗教的情熱をたよりに改革を志した異才、オリヴァ・クロムウェル。権力闘争のなかで瓦解する“コモンウェルス”にかれが託した理想とはいかなるものであったか。19世紀を代表する倫理学者が語った、革命の真実。
著者等紹介
グリーン,トマス・ヒル[グリーン,トマスヒル][Green,Thomas Hill]
1836年英ヨークシャー生まれ、1882年歿。オックスフォード大学卒業後、同大学で哲学・倫理学の教授を務め、T・H・グロウスと共にディヴィッド・ヒューム全集を編纂した。公共善と個人の自由との両立を考究し、当時のイギリス自由党の政策決定のみならず20世紀の福祉政策に大きな影響を与えた
田中浩[タナカヒロシ]
1926年佐賀県生まれ。東京文理科大学哲学科卒業。現在、聖学院大学大学院教授、一橋大学名誉教授。法学博士。政治思想専攻
佐野正子[サノマサコ]
1961年埼玉県生まれ。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士前期課程修了。Ph.D.(聖学院大学)。現在、聖学院大学政治経済学部准教授。歴史神学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
トマス・ヒル・グリーン[トマス ヒル グリーン]
著・文・その他
田中 浩[タナカ ヒロシ]
翻訳
佐野 正子[サノ マサコ]
翻訳