内容説明
本書は、グローバリゼーションの進展とともに展開してきた合衆国の歴史、すなわち植民地から出発し、従属的独立国、国民国家、帝国を経て、脱帝国するまでの過程を描く。下巻では、近代帝国が絶頂期に達するとともに、解体に向かう時期を扱う。二つの世界大戦を経て、世界経済の構造変化、人権の重視、脱植民地化運動の拡大など、帝国存続の危機に直面しつつも帝国への野望を抱き続けるヘゲモニー国家として振舞うその姿に迫る。
目次
第3部 帝国と国際的無秩序―一九一四〜一九五九年(近代帝国システム―征服から崩壊まで;忘れられた帝国を統治する;カリブ海のカーニバル;太平洋の楽園;「混乱した植民地主義の黄昏」)
第4部 帰結―ポストコロニアル・グローバリゼーション(ポストコロニアル時代における支配と衰退)
エピローグ 解放の教訓―イラク、二〇〇三〜二〇一一年
著者等紹介
菅英輝[カンヒデキ]
1942年生まれ。現在、九州大学名誉教授、大阪大学レーザー科学研究所招聘教授
森丈夫[モリタケオ]
1969年生まれ。現在、福岡大学人文学部歴史学科教授
中嶋啓雄[ナカジマヒロオ]
1967年生まれ。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授
上英明[カミヒデアキ]
1984年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
本書は、グローバリゼーションの進展とともに展開してきた合衆国の歴史、すなわち植民地から出発し、従属的独立国、国民国家、帝国を経て、脱帝国するまでの過程を描く。 下巻では、近代帝国が絶頂期に達するとともに、解体に向かう時期を扱う。二つの世界大戦を経て、世界経済の構造変化、人権の重視、脱植民地化運動の拡大など、帝国存続の危機に直面しつつも帝国への野望を抱き続けるヘゲモニー国家として振舞うその姿に迫る。
原著:A. G. Hopkins American Empire : A Global History (Princeton and Oxford: Princeton University Press 2018 p.980)