兄と弟の3歳 仲間の世界へ―日誌的観察記録から

著者:麻生 武【著】
出版社:ミネルヴァ書房

商品説明

内容説明

人類史においてきわめて重要な時期である「3歳」。母親の膝の上から離れ(追放され)、仲間関係の世界へと足を踏み入れる葛藤に満ちたこの時期を、子どもたちはいかに生きているのか?本書では、発達心理学者である父とその妻による観察日誌―じつに千頁を超える詳細で膨大な記録―から、兄と弟のそれぞれの3歳を鮮やかに描き出し、発達的な意味を浮き彫りにします。誰もがかつて経験した波乱の一年間を追う本書の試みは、子どもたちの内面世界を描き出した発達研究であり、同時に二人の子どもと周囲の生きたドラマともいえるものです。また、巻末には人類学者・高田明氏による他領域からみた解説を収録。3歳の世界から「ヒト」の発達の面白さに出会える書。



目次

1章 船出する3歳(第1期:3歳0ヶ月〜3歳2ヶ月)(第1期(兄・U):弟の出現、不安と疎外感
第1期(弟・Y):背伸び、チンピラ化した兄の模倣)
2章 自分の力を感じ始める3歳(第2期:3歳3ヶ月〜3歳5ヶ月)(第2期(兄・U):「だって」と自己主張、親には反抗
第2期(弟・Y):兄の交友圏の周辺で、徐々に力を自覚)
3章 パワーアップし拡がる3歳の世界(第3期:3歳6ヶ月〜3歳8ヶ月)(第3期(兄・U):弟の排除と自我主張、悪の喜び
第3期(弟・Y):兄とのケンカ、悪くても反省せず)
4章 不安と希望、脱皮し始める3歳(第4期:3歳9ヶ月〜3歳11ヶ月)(第4期(兄・U):友との交流、弟へのアンビバレンツ
第4期(弟・Y):兄と対等に遊ぶ、周りが見えてくる)



著者等紹介

麻生武[アサオタケシ]
1949年生まれ。1972年京都大学理学部卒業(主として数学を修める)。1974年京都大学教育学部卒業(心理学専攻)。1982年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。博士(文学)(大阪市立大学)。現在、奈良女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

人類史においてきわめて重要な時期である「3歳」。母親の膝の上から離れ(追放され)、仲間関係の世界へと足を踏み入れる葛藤に満ちたこの時期を、子どもたちはいかに生きているのか?――本書では、発達心理学者である父とその妻による観察日誌――じつに1000頁を超える詳細で膨大な記録――から、兄と弟のそれぞれの3歳を鮮やかに描き出し、発達的な意味を浮き彫りにします。誰もがかつて経験した波乱の1年間を追う本書の試みは、子どもたちの内面世界を生態学的に描き出した発達研究であり、同時に二人の子どもと周囲の生きたドラマともいえるものです。また、巻末には人類学者・高田明氏による他領域からみた解説を収録し、視野広く本書を考察。3歳の世界から「ヒト」の発達の面白さに出会える書。




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