内容説明
さまざまな要素が絡み合う現代交通をとらえるために。ドイツ発、異なる学問領域が交差する入門テキスト。
目次
交通の政策科学について
第1部 交通の諸側面(交通と社会―モビリティデザインとしての交通政策;人間と交通―行動科学的基礎にたった経験に基づく交通政策への提言;交通と環境―交通政策の上位目標と環境視点の役割について ほか)
第2部 交通政策の中心的論点(歴史的視点からみた交通政策;政策学からみた交通政策の意思決定;モビリティと貧困―交通における社会問題 ほか)
第3部 交通政策の展望(交通政策と未来研究―「将来のためのモビリティ」を考えるために;将来のためのモビリティ)
著者等紹介
三上宏美[ミカミヒロミ]
1936年、岡山県生。大阪外国語大学・大阪市立大学経済学部卒、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学修士。現在、関西大学名誉教授。専門は交通経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
さまざまな要素が絡み合う現代交通をとらえるために。
ドイツ発、異なる学問領域が交差する入門テキスト
交通問題の特徴は、多くの社会的課題が重複し、互いに大きな影響を受けることにある。本書は、先進的研究と実践を進めているドイツの「交通政策」の入門書。様々な分野の専門家が「交通」を主軸に最新の研究を論述、その複雑な構造を明らかにし、これまで個別的アプローチであった諸課題を総合的に把握する。日本の今後の交通政策を探る上で、必読の書といえる。(原書 Oliver Schwedes(Hrsg.)