万葉文化論

著者:上野 誠【著】
出版社:ミネルヴァ書房

商品説明

内容説明

歌から古代の「生活」「表現」「心性」をみる。万葉時代は衣類の洗い方はどのようなものか(生活)、その洗い物はどのように歌われたか(表現)、洗濯労働はどう認識され、それを歌うときの気持ちとは(心性)。生活文化と万葉歌とを結ぶ画期的研究―。



目次

第1章 古代宮都とその景の万葉文化論
第2章 律令官人と宴の万葉文化論
第3章 往来と贈答の万葉文化論
第4章 歌と木簡の万葉文化論
第5章 自然と庭の万葉文化論
第6章 農と心性の万葉文化論
第7章 洗濯と掃除の万葉文化論
第8章 死と霊魂の万葉文化論



著者等紹介

上野誠[ウエノマコト]
1960(昭和35)年、福岡県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、奈良大学文学部国文学科教授。博士(文学)。国際日本文化研究センター客員教授(2014年4月‐2017年3月)。東アジア古代文化学会副会長(2014年4月‐2017年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

生活に無縁の言葉や歌などない。歌表現を立体的に捉えた万葉学の第一人者が贈る20年の研究の集大成生活に無縁の言葉や歌などない
歌表現を立体的に捉えた万葉学の第一任者が贈る20年の研究の集大成

生活文化と万葉歌とを結ぶ画期的研究――
歌から古代の「生活」「表現」「心性」をみる
万葉時代は衣類の洗い方はどのようなものか(生活) 
その洗い物はどのように歌われたか(表現)
洗濯労働はどう認識され、それを歌うときの気持ちとは(心性)


序 詩
凡 例
緒言 万葉文化論の自己定位

第一章 古代宮都とその景の万葉文化論
 第一節 古代宮都と官人の心性
 第二節 古代宮都と三山
 第三節 香具山から見た明日香
  付 奈良時代、平安時代の明日香
 第四節 平城京と三笠山の月

第二章 律令官人と宴の万葉文化論
 第一節 書殿送別宴の歌
 第二節 山上憶良の申文
 第三節 越中官人の正月宴
 第四節 讃酒歌の酒

第三章 往来と贈答の万葉文化論
 第一節 大伴書持挽歌と使者往来
 第二節 大伴坂上郎女と駿河麻呂の贈答歌
 第三節 古代酒宴歌謡の本願
 第四節 好去好来歌における笑いの献上

第四章 歌と木簡の万葉文化論
 第一節 難波津歌典礼唱和説批判
 第二節 難波津歌の伝
 第三節 歌と木簡と
  付 黄葉と書かれた墨書土器について
 第四節 秋萩木簡と仏前唱歌

第五章 自然と庭の万葉文化論
 第一節 古代の祭場、ミモロ
  付 歌ことば「カムナビ」の性格
 第二節 王の庭と民の庭
 第三節 南山、吉野と神仙世界
 第四節 みやびの鹿とひなびの鹿

第六章 農と心性の万葉文化論
 第一節 語られる農
 第二節 稲作と心性
 第三節 「私田刈る」という歌表現
 第四節 「小山田の苗代水」という歌表現

第七章 洗濯と掃除の万葉文化論
 第一節 麻と女
 第二節 万葉びとの洗濯
 第三節 「橡の解き洗ひ衣」という歌表現
  付 曝さず縫ひし我が下衣
 第四節 万葉びとの掃除
 第五節 天智天皇挽歌と後宮

第八章 死と霊魂の万葉文化論
 第一節 倭大后奉献歌の遊離魂感覚
 第二節 山科御陵退散歌の不足、不満の抒情
 第三節 筑紫君磐井墓の伝
 第四節 讃酒歌の示す死生観
 第五節 遊部伝承の理解

あとがき 
初出一覧 
索引(万葉歌国歌大観番号、神仏名・人物名、事項)
韓国語による概要説明と目次
中国語による概要説明と目次

上野 誠[ウエノ マコト]
著・文・その他




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