目次
第1部 理科を考える(なぜ理科を学ぶのか;理科教育はいつ始まったか;戦後の理科教育の推移―2017年版学習指導要領を読み解くために;理科は何を教える教科か;理科の教え方・学び方(指導論、学習論))
第2部 理科の授業をつくる(深い学びをさそう授業づくり(エネルギー編)
深い学びをさそう授業づくり(粒子編)
深い学びをさそう授業づくり(生命編)
深い学びをさそう授業づくり(地球編)
学習指導案は授業の設計図
理科における評価)
第3部 明日の理科を構想するために(理科教育―自己研鑽のために;小学校教員の専門性とは―特色ある授業づくりのために)
著者等紹介
山下芳樹[ヤマシタヨシキ]
1953年生まれ。現在、立命館大学産業社会学部教授
平田豊誠[ヒラタトヨセイ]
1972年生まれ。現在、佛教大学教育学部准教授
原清治[ハラキヨハル]
佛教大学教育学部教授
春日井敏之[カスガイトシユキ]
立命館大学大学院教職研究科・文学部教授
篠原正典[シノハラマサノリ]
佛教大学教育学部教授
森田真樹[モリタマサキ]
立命館大学大学院教職研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
学習論・指導論を下に、各領域の事例から理科の授業づくりを提起する。児童の確かな学びへとつなぐ授業づくりへのヒント満載新学習指導要領に準拠して、理科を学ぶ意義、理科教育の歴史、指導論・学習論について考える。次にエネルギー編、粒子編、生命編、地球編を観点に深い学びをさそう授業づくりを紹介する。最後に、明日の理科を構築するために、理科教育の将来について展望する。児童と教師との間で交わされる問答を想定したシナリオ例を示すなど、理科の面白い授業づくりのヒントが満載。現場教員による臨場感溢れるコラムも収録。教職に就いてからの研究方法や教材研究のあり方をも示唆してある長い期間使用可能な大学生向けのテキスト。
はじめに
第?部 理科を考える
第1章 なぜ理科を学ぶのか
1 理科と科学
2 2017年版学習指導要領の特徴
3 2017年版学習指導要領の理科の特徴
第2章 理科教育はいつ始まったか
1 教科「理科」の誕生をめぐって
2 小学校令は「理科」誕生の原点??理科の原点を探る
コラム1 福沢諭吉の目指したもの
第3章 戦後の理科教育の推移??2017年版学習指導要領を読み解くために
1 平和的で民主的な市民の育成を目指して
2 経験主義から系統主義への移行??昭和30年代から40年代
3 系統主義から再度経験主義へ??平成時代の理科教育
第4章 理科は何を教える教科か
1 小学校理科の授業構成
2 小学校理科の内容構成
第5章 理科の教え方・学び方(指導論,学習論)
1 学習論の概観??行動主義から状況主義まで
2 構成主義的学習論
3 方法としての取組み
コラム2 夏目漱石と運動の法則
第?部 理科の授業をつくる
第6章 深い学びをさそう授業づくり(エネルギー編)
1 エネルギー領域のねらいとその特色
2 各単元を事例として
コラム3 電磁石の授業例
コラム4 磁石の授業例
第7章 深い学びをさそう授業づくり(粒子編)
1 粒子領域の「見方・考え方」と内容構成
2 第3学年の指導の実際「物と重さ」
3 第4学年の指導の実際「金属,水,空気と温度」
4 第5学年の指導の実際「物の溶け方」
5 第6学年の指導の実際「水溶液の性質」
6 粒子領域に特徴的な安全指導
7 教師としての自己研鑽のために
コラム5 沸騰した水の中から盛んに出てくる泡の正体は???第4学年「水の三態変化」
第8章 深い学びをさそう授業づくり(生命編)
1 生命領域の特性と指導のポイント
2 第3学年の指導の実際「身の回りの生物」
3 第4学年の指導の実際「季節と生物」「人の体のつくりと運動」
4 第5学年の指導の実際「植物の発芽,成長,結実」「動物の誕生」
5 第6学年の指導の実際「人の体のつくりと働き」「植物の養分と水の通り道」「生物と環境」
6 生命に関する領域での安全指導
7 教師となってからの研修と修養のために
コラム6 モンシロチョウの飼育・観察から学ぶ驚きの寄生蜂の世界
第9章 深い学びをさそう授業づくり(地球編)
1 地球領域の特性と指導のポイント
2 第3学年の指導の実際「太陽と地面の様子」
3 第4学年の指導の実際「雨水の行方と地面の様子」
4 第5学年の指導の実際「流れる水の働きと土地の変化」
5 第6学年の指導の実際「土地のつくりと変化」
6 地球領域に特徴的な野外観察・安全指導
コラム7 宇宙に関する授業
第10章 学習指導案は授業の設計図
1 学習指導案の作成について
2 学習指導案の実際と作成のポイント
3 授業づくりと他者との協同
第11章 理科における評価
1 学習評価をめぐるこれまでの展開の概略
2 2017年版学習指導要領で求める資質・能力と目標に準拠した評価の実際
3 新しい学習評価の考え方
第?部 明日の理科を構想するために
第12章 理科教育??自己研鑽のために
1 教育研究の方法
2 学び続ける教員となるために
第13章 小学校教員の専門性とは??特色ある授業づくりのために
1 小学校教員に求められる力??小学校教員の専門性を考えるにあたって
2 授業をつくり出す力
3 活用ベースの教材研究を
資料 小学校学習指導要領 第2章 第4節 理科
索 引
原 清治[ハラ キヨハル]
監修
春日井 敏之[カスガイ トシユキ]
監修
森田 真樹[モリタ マサキ]
監修
篠原 正典[シノハラ マサノリ]
監修
山下 芳樹[ヤマシタ ヨシキ]
編集
平田 豊誠[ヒラタ トヨセイ]
編集