内容説明
わたしたちの“いま”はどう形作られてきたか。世界のつながりを読み解く。第二次世界大戦後の世界の歴史を、五つの時期区分と四つの地域に大別しつつ縦横に縫合した刺激あふれる現代史入門。
目次
現代史をとらえる視点
第1部 冷戦と二極化する世界―一九四五〜一九五五年(帝国崩壊からの出発―日本・アジア(1)
自由主義の旗の下で―アメリカ(1)
東西のはざまで―ヨーロッパ(1)
独立と泥沼化する紛争―中東・アフリカ(1))
第2部 恐怖の均衡と第三世界―一九五五〜一九六八年(核の傘の下で―日本・アジア(2)
民主化への道―アメリカ(2)
壁の現実を生きる―ヨーロッパ(2)
第三世界の台頭―中東・アフリカ(2))
第3部 進む多極化と民主化運動―一九六八〜一九七九年(成長とその代償―日本・アジア(3)
問われる正義―アメリカ(3)
民主主義の行方―ヨーロッパ(3)
石油戦略の衝撃―中東・アフリカ(3))
第4部 冷戦の再燃とその終焉―一九七九〜一九八九年(経済発展と過去の清算―日本・アジア(4)
ネオコンの台頭と新冷戦―アメリカ(4)
解放と自由を求めて―ヨーロッパ(4)
民族自決とイスラーム主義―中東・アフリカ(4))
第5部 冷戦後の世界と新自由主義―一九八九年以降(秩序の再編と大災害―日本・アジア(5)
超大国の明暗―アメリカ(5)
危機のなかのEU―ヨーロッパ(5)
解放運動とテロ―中東・アフリカ(5))
著者等紹介
小澤卓也[オザワタクヤ]
1966年東京都生まれ。1998年立命館大学大学院文学研究科博士後期課程歴史学専攻西洋史専修修了、博士(文学)。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科准教授
田中聡[タナカサトシ]
1964年札幌市生まれ。1993年立命館大学大学院博士後期課程単位取得退学、修士(文学)。現在、立命館大学文学部教授
水野博子[ミズノヒロコ]
1970年三重県生まれ。2000年グラーツ大学精神科学部博士課程修了、博士(歴史学)。現在、明治大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)