新資料が語るゾルゲ事件 ゾルゲ・ファイル 1941‐1945―赤軍情報本部機密文書

著者:フェシュン,アンドレイ【編】/名越 健郎/名越 陽子【訳】
出版社:みすず書房

商品説明

内容説明

「独ソ戦開戦」「日本軍の南進」をスクープしたスパイ・ゾルゲ。ソ連邦崩壊後に機密解除された218点の資料を明かす生々しい赤軍諜報戦と外交交渉の実態。



目次

一九四〇年一二月二八日‐一九四一年一〇月八日
一九四一年一〇月三〇日‐一九四五年一〇月二三日



著者等紹介

フェシュン,アンドレイ[フェシュン,アンドレイ] [Фесюн,Андрей]
1957年、モスクワ生まれ。モスクワ大学東洋語学部卒。東海大学留学。博士号(仏教史)。1988‐2003年、NHK、TBS助手、2003‐09年、RIAノーボスチ通信東京支局長。2009‐11年、駐日ロシア大使館科学文化代表部代表。現在、モスクワ国立大学東洋学部准教授

名越健郎[ナゴシケンロウ]
1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシヤ語科卒業。時事通信社に入社、バンコク、モスクワ、ワシントン各支局、外信部長、仙台支社長。2012年から拓殖大学海外事情研究所教授、国際教養大学特任教授。現在、拓殖大学特任教授

名越陽子[ナゴシヨウコ]
1953年東京生まれ。東京外国語大学ロシヤ語科卒、同大学院修士課程修了。ロシア国立プーシキン大学教師課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

戦前の東京で活動したドイツのジャーナリスト、実は旧ソ連の大物スパイ、リヒアルト・ゾルゲ。ソ連邦崩壊後に軍関係アーカイブ保管の「ゾルゲ事件」関係書類から機密解除された1941年以降の218点を公開する。独ソ戦、日米開戦前夜にゾルゲとモスクワの赤軍情報本部が交信した電報や内部資料などを網羅する。
元朝日新聞記者で近衛文麿内閣参与の尾崎秀実や駐日ドイツ大使オットから得た極秘情報。日本軍の動員・師団編制・配置。兵器開発の進捗。通信技術や暗号、資金、協力者など諜報活動の実際。
ゾルゲが送信した電報文には、赤軍情報本部長や部課長によって手書きの「決裁」が記された。情報の評価と分析、組織内の指示系統、スターリン以下クレムリン指導部・赤軍幹部・各部署への伝達、スパイの管理など、ソ連の諜報戦の実態が赤裸々に伝わる。
ドイツが三国同盟の攻撃的強化を求め、日本に対ソ参戦をつよく働きかける一方、日本は南方や満州での軍事行動、日ソ中立条約、日米交渉を策していた。ゾルゲ事件が発覚するや、日独の連繋は大きく損なわれ、以後日本は単独で対米・対英戦争に突き進んでいく。
諜報戦の現実を知り、21世紀の情報戦略論を考えるうえでも欠かせない基本資料である。




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