商品説明目次
第1部 銀行監督の必要性と意義:ヨーロッパのパースペクティブ(銀行監督総論:銀行監督はなぜ金融システム安定化のために必要なのか;金融システムの安定化と銀行監督・規制の方法論:英国・EU・グローバルという3つの観点から)
第2部 欧州銀行同盟(EBU):経済通貨同盟(EMU)の更なる深化と新たな政策課題(バンキング・ユニオンという視点:欧州銀行同盟(EBU)の提案と意義
EBUと新時代のEMU:EBUの政策的展開と実態)
第3部 域内市場活性化の視点:新領域に立つヨーロッパ(欧州資本市場同盟(CMU)による域内市場統合の深化:パンデミック下における「安定」から「成長」への転換
欧州復興基金(RRF)とグリーンディールへの挑戦)
第4部 グローバルレベルの制度分析:銀行監督と関係する国際・EU機関の視点から(金融安定理事会(FSB)の活路:グローバル金融規制と監督の調和への挑戦
欧州銀行機構(EBA)とEUのプルーデンス政策:銀行規制一本化の先駆的実践
バーゼル銀行監督委員会(BCBS):国際銀行監督における政策協調の要)
著者等紹介
佐藤秀樹[サトウヒデキ]
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系教授。専門はヨーロッパを中心とした経済史と国際金融。欧州中央銀行の設立や英国の金融政策、バーゼル金融監督体制など、ヨーロッパの金融監督にかかわる制度の発展を幅広く研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
世界経済を支える金融システムにおいて、金融機関、とりわけ銀行経営の健全化はその安定のために重要な点を占めている。特にヨーロッパにおいては銀行監督の一元化など、国際的な銀行監督について先駆的な取り組みが数多くなされてきた。世界金融危機、COVID危機、そしてロシアによるウクライナ侵攻といった複数の世界全体に影響を与える危機を経験したヨーロッパの銀行監督について、ヨーロッパとグローバルな規制機関という複数のレベルを結びつけてその仕組みとダイナミクスを体系的に著した初の書籍。
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