内容説明
「公」か「私」か―。近代皇室の基礎を築いた貞明皇后の生涯から眞子さまの結婚問題まで。皇室の大いなる変貌を豊富な資料をもとに描く。
目次
序章 眞子さまの結婚
第1章 節度
第2章 家風
第3章 軋轢
第4章 賢母
終章 あとがき
著者等紹介
工藤美代子[クドウミヨコ]
昭和25(1950)年東京生まれ。ノンフィクション作家。旧チェコスロヴァキア・カレル大学を経て、同48年からカナダに移住し、バンクーバーのコロンビア・カレッジ卒業。『工藤写真館の昭和』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
なぜ眞子さまの結婚問題はここまでこじれてしまったのか……。
近代皇室の基礎を築いた貞明皇后の生涯から眞子さまの結婚をめぐる一連の騒動まで。
皇室の大いなる変貌を豊富な資料をもとに描く。
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縁談というのは、いつの時代も女性が重要な役割を果たして来た。それはほとんどの場合は家と家との関係性から成立したからだ。家の中を取り仕切るのは、ずっと女性の仕事だったのである。今回もまた、眞子さまの問題がこれだけこじれたのは、責任を取る覚悟の女性皇族が、大家族とも形容できる皇室内にいなかったからではないだろうか。 (序章より)