内容説明
陸軍きっての“親中派”はなぜ大虐殺の首謀者にされたのか?中国国内で「日本のヒットラー」と断罪される松井石根。だが皮肉にも、東京裁判で絞首刑に処された南京戦指導官は陸軍で最も中国を尊重していた!松井の思想形成から処刑後までを、帰還した兵士の証言と膨大な資料、日記を精査して描く。
目次
序章
第1章 日中友好論者への道
第2章 大亜細亜協会の台頭
第3章 上海戦
第4章 南京戦
第5章 占領後の南京
第6章 興亜観音
第7章 東京裁判
第8章 歿後
著者等紹介
早坂隆[ハヤサカタカシ]
1973年、愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)で第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。顕彰史研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
陸軍きっての”親中派”はなぜ大虐殺の首謀者にされたのか?
中国国内で「日本のヒットラー」と断罪される松井石根。だが皮肉にも、東京裁判で絞首刑に処された南京戦指揮官は陸軍で最も中国を尊重していた! 松井の思想形成から処刑後までを、帰還した兵士の証言と膨大な資料、日記を精査して描く。
南京戦は、今も中国側の外交カードに利用されている。松井石根の無念は、いまだ晴らされていない。共産党独裁下にある中国が、今や国際社会の中心を担う存在にまでなり、世界の平和や地域の安寧を脅かしている現況を見ると、「中国の共産化」が招く危険性に警鐘を鳴らし続けた松井の先見性は、今こそ見直されるべきであろう。……「復刻版あとがき」より
復刻版まえがき
序 章
第一章 日中友好論者への道
第二章 大亜細亜協会の台頭
第三章 上海戦
第四章 南京戦
第五章 占領後の南京
第六章 興亜観音
第七章 東京裁判
最終章 歿後
あとがき
復刻版あとがき