内容説明
ホットスプリングズ市警は、女性の死体を切り刻み、内臓を抜き出す残虐な連続殺人事件に頭を悩ませていた。本来ならFBIを呼ぶところだが、街のイメージが台無しになる。なるべく内密に捜査を行ってほしい、というのが、街のお偉方や資本家の希望だった。市警本部長ベティガーは一計を案じて、ベトナム帰りの元海兵隊軍曹にして天才的狙撃手ボブ・リー・スワガーを事件の捜査班に招く…。32歳のボブ・リーを探偵役に巨匠ハンターが新境地に挑む。中篇三部作最終章!
著者等紹介
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部卒
ハンター,スティーヴン[ハンター,スティーヴン] [Hunter,Stephen]
1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒業。71年ボルティモアサン紙に入社。書評担当などを経て映画批評担当になる。96年ワシントンポスト紙に転じ、映画批評部門のチーフとなる。2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)