内容説明
座礁したトロール船で発見されたのは古代エジプトの遺物だった。これにより謎に包まれたファラオ“ヘリホル”の存在が浮かび上がる。さらにはこの王の出奔とともに忽然と消えた巨大な富があったこと、そして遺物を資金源にする非合法な武器商人グループがこの富を狙っていることも明らかになった。この企てを阻止すべくイギリスのMI5と手を組んだオースチンらNUMAの面々は、手段を選ばぬ武器商人たちと際どく渡り合いながら、古代の財宝へ、そして古代エジプトの真実へと迫っていく。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ] [Cussler,Clive]
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。2020年死去
土屋晃[ツチヤアキラ]
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)